千葉県のごみ処理広域化・ごみ処理施設集約化
千葉県では、ごみ処理の広域化等について、平成9年の国からの「ごみ処理の広域化計画について」の通知により、平成11年に「千葉県ごみ処理広域化計画」を策定し、計画策定時に55施設ある焼却施設が、令和2年度末、県内では41の焼却施設に集約され稼働しています。
また、今後も、市町村の厳しい財政状況、老朽化した廃棄物処理施設の増加、担い手の不足、気候変動対策の推進、廃棄物の資源化・バイオマス利活用の推進、災害対策の強化等の様々な観点から、中長期的な視点で安定的・効率的な廃棄物処理体制の在り方の検討が必要であり、持続可能な適正処理の確保に向けた取組のひとつとして、ごみ処理の広域化及びごみ処理施設の集約化を促進しています。
集約化等検討対象の市町村等
市町村等が設置するごみ処理施設等については、老朽化が進んでいるものや設置して間もないものなど
様々な状況にあることから、検討の対象とする市町村等については、今後10年間で処理施設(焼却施設)の更新等に向けた検討が開始されることが見込まれる市町村等を検討の対象として抽出。
館山市(1984年〜)、松戸市(1995年〜)、習志野市(2002年〜)、柏市(1991年・2005年〜)、勝浦市 (1985年〜)、市原市(1984年・1994年〜)、流山市(2004年〜)、八千代市(1989年・2001年〜)、鎌ヶ谷市(柏・白井・鎌ヶ谷環境衛生組合)(2000年〜)、八街市(2002年〜)、いすみ市(1994年〜)
大多喜町(いすみ市に処理委託)、御宿町(1984年〜)、香取広域市町村圏事務組合(1996年〜)、長生郡市広域市町村圏組合(1996年・1999年〜)、佐倉市酒々井町清掃組合(1987年・1990年・2005年〜)
香取広域市町村圏事務組合(香取市・神崎町・東庄町・多古町)
香取広域市町村圏事務組合(千葉県香取市仁良300番地1(香取市山田支所1F))
香取広域市町村圏事務組合は、昭和46年 1市8町(佐原市・下総町・神崎町・大栄町・小見川町・山田町・栗源町・東庄町・多古町)の構成で設置されました。
平成18年佐原市他3町(小見川町・山田町・栗源町)が合併し香取市となり、また、成田市へ2町(下総町・大栄町)が編入合併したことにより、2市3町となりました。平成24年成田市が当組合から脱退し、現在の構成は、1市3町(香取市・神崎町・東庄町・多古町)となっています。
長生郡市広域市町村圏組合(茂原市・一宮町・睦沢町・長生村・白子町・長柄町・長南町)
長生郡市広域市町村圏組合(千葉県茂原市下永吉2101)
長生郡市広域市町村圏組合は、長生郡市7つの市町村(茂原市・一宮町・睦沢町・長生村・白子町・長柄町・長南町)が住民の生活環境向上に寄与する各種事業の推進を目的とし、昭和46年に国の広域圏構想に基づき他の地域に先駆け設立されました。
設立以来、環境衛生・消防・水道事業・病院事業など、住民の日常生活に欠かすことのできない事業をはじめ、介護及び障害支援区分の認定審査、夜間急病診療所及び二次待機病院の確保、並びに休日在宅当番医の確保、更には視聴覚教材センターや火葬場・斎場等の事業を行い、圏域住民の福祉向上と行政の効率化、サービスの平準化を推進しています。