家電リサイクル法の対象は4品目
世の中にはたくさんの種類の家電製品がありますが、家電リサイクル法の対象となっているのは「エアコン」、「テレビ(ブラウン管式、液晶・プラズマ式)」、「冷蔵庫・冷凍庫」、「洗濯機・衣類乾燥機」の4品目だけです。
これらは資源の有効利用や廃棄物の削減、社会的コストダウンなどの観点より定められました。
具体的に家電リサイクル法で定められた次の4つの要件全てを満たすものが対象となっています。
- (1)家庭から排出されたごみは市区町村等が収集して処分することになっていますが、市区町村では解体処分できる設備等がほとんどないため、埋立処分される可能性が高く、リサイクルすることが困難であるもの
- (2)再び製品の材料に利用できる資源が比較的多く含まれており、かつ、それらを回収するのにあまりコストや手間がかからないもの
- (3)将来、よりコストをかけずに、かつ、より効率的にリサイクルできるよう、メーカーがリサイクルしやすい設計や部品を選択することが可能であるもの
(シンプルな構造であり、使われる原材料が限定されているなど、製品を設計する際の工夫がリサイクルに重要な影響があるもの) - (4)円滑な収集を行う観点より、販売店による購入者への製品の配達の際に、同種の使い終わった製品を容易に収集できるもの
家電リサイクルの対象となるテレビは、当初はブラウン管テレビだけでしたが、2009年に薄型テレビ(液晶・プラズマ式)が追加されました。
また冷凍庫や衣類乾燥機も後から家電リサイクルの対象に追加されています(それぞれ2004年、2009年に追加)。
主要メーカーの家電リサイクル料金
買い換えの場合、過去に買った小売業者(電気店)がわかる場合
小売業者(電気店)に依頼してください。
指定引取場所へ直接搬入する場合
家電リサイクル品の指定引取場所への持ち込み
家電リサイクル対象品を持ち込みで処分する場合
- 郵便局でリサイクル料金を支払い、家電リサイクル券と振替払込受付証明書を受け取る。
- 日本通運などの運送業者の指定持ち込みセンターや、指定処理業者に直接持ち込む。
直接搬入をご希望される場合は、あらかじめ郵便局でリサイクル料金をお支払いいただいたあと、指定引取場所まで搬入してください。
郵便局でのリサイクル料金支払方法
(1)リサイクル料金の確認等に必要となりますので、事前に次の情報を確認してください。
- 製造メーカー
- テレビの場合は画面のサイズ(メーカーによってはサイズで料金が異なります)
- 電気冷蔵庫・電気冷凍庫の場合は、内容積(リットル数)(メーカーによっては内容積で料金が異なります)
(2)郵便局窓口で家電リサイクル券を入手し、所定事項を記入してください。
(3)上記(1)の情報を基に、備付の料金表でリサイクル料金を確認し、家電リサイクル券に付いている振替払込書を用いてATMまたは窓口で、リサイクル料金を振り込んでください。
(振込手数料が必要です。また、必ず、振替払込受付証明書に郵便局の日附付印をもらってください。)