長野県のごみ処理広域化・ごみ処理施設集約化
長野県では、市町村等が設置する稼働中の一般廃棄物の焼却施設の数は平成10年度には33施設であり、旧広域化計画における令和元年度の目標13施設に対して17施設、令和2年度末までにはこのうち2施設が更新され同数の17施設となる見込みです。
各地域のごみ処理の広域化及びごみ処理施設の集約化については、上伊那、南信州、木曽、北アルプスの4地域(ブロック)においては、旧広域化計画に沿った1ブロック1焼却施設の広域処理体制となっています。また、松本地域と長野地域は旧広域化計画でブロック数がそれぞれ3(松本中部、南部、北部)と2(長野南部、北部)でしたが、現状、松本地域は松塩地区広域施設組合と穂高広域施設組合の2つの一部事務組合がそれぞれ1施設(合計2施設)、長野地域は長野広域連合が2施設(建設中1施設含む)と、計画を上回る広域処理体制となっています。佐久、上田、諏訪、北信地域においては、旧広域化計画どおりではないものの、各地域で施設整備が進められています。
松塩地区広域施設組合(松本市・塩尻市・山形村・朝日村)
松塩地区広域施設組合(長野県松本市大字島内7576-1)
松塩地区広域施設組合は、松本西部広域施設組合と塩尻・朝日衛生施設組合を統合し、平成24年に設立されました。
共同処理事務
次の施設の設置及び管理運営に関する事務
1 ごみ処理施設
(1) ごみ焼却施設(松本クリーンセンター)
(2) ごみ中継施設(塩尻クリーンセンター)
(3) 最終処分場 (朝日村小野沢地籍)
2 廃棄物再生利用施設 (容器包装プラスチック処理施設)
3 し尿、浄化槽汚泥及び生活雑排水汚泥処理施設(あずさセンター)
4 余熱利用施設(発電施設、ラーラ松本)
5 運動施設及び附属施設(平瀬運動公園、あずさ運動公園)
穂高広域施設組合(安曇野市、池田町、松川村、生坂村、筑北村、麻績村)
穂高広域施設組合(長野県安曇野市穂高北穂高 1589-2)
穂高広域施設組合は、安曇野市、池田町、松川村、生坂村、筑北村、麻績村の1市1町4村で構成されており、ごみ処理施設及びし尿処理施設の維持管理と、余熱利用施設(あづみ野ランド)の運営をしております。また、ごみ処理施設とし尿処理施設を総称して、穂高クリーンセンターといいます。