徳島県のごみ処理広域化・ごみ処理施設集約化
徳島県では平成14年に「第一期徳島県廃棄物処理計画」を策定して以来,廃棄物の減量や適正処理等の目標値を掲げ、各種施策に取り組んできたところであり、平成28年には,計画年度を平成32年度(令和2年度)とする「第四期徳島県廃棄物処理計画」を策定し、適正な廃棄物処理を推進してきました。今回、ごみ減量等目標値の達成状況及び関連施策の評価等を行い,この評価結果を基に課題を抽出して目標値及び施策の見直しを行った上で,新たに「第五期徳島県廃棄物処理計画」を策定しました。
これまでは,県内を「徳島市」、「東部1ブロック」、「東部2ブロック」、「東部3ブロック」、「南部ブロック」及び「西部ブロック」の「6ブロック」に区割りしていましたが,徳島市単独でのブロック区割りの設定は,「人口の多い都市については,地域の中核となり,積極的に周辺市町村と協力して広域化・集約化を推進することが望ましい」とする環境省通知に示された国の方針にそぐわないものとなってい
ます。
さらに、東部地域では、徳島市、小松島市(東部1ブロック)、勝浦町(同)、石井町(同)、松茂町(東部2ブロック)及び北島町(同)の2市4町により、広域化ブロック区割りを超えた枠組みで広域化・集約化計画が進められています。
このため、東部圏域4ブロックを「東部ブロック」として一つに統合し、「南部ブロック」及び「西部ブロック」については、引き続き同様の区割りで進めています。
中央広域環境施設組合(吉野川市・阿波市・板野町・上板町)
中央広域環境施設組合(徳島県阿波市吉野町西条字藤原70番地1)
中央広域環境施設組合は、徳島県のごみ処理広域化計画により、構成する2市2町(吉野川市・阿波市・板野町・上板町)で、各施設の老朽化によるごみ処理の困難な状況を広域的に処理し、発生する廃棄物の減量化、資源化に取り組んでいます。
広域ごみ処理、徳島市が脱退
徳島市が、小松島・勝浦・石井・北島の周辺4市町と進めていた広域ごみ処理施設整備計画から脱退し、単独で事業を進める方針を表明。4市町はともに計画を推進してきた連絡会議をやむなく解散し、単独整備などの検討を余儀なくされ、枠組みの継続を訴えた4市町を、徳島市が見捨てた格好になった。
計画は、徳島市東沖洲のマリンピア沖洲にある市北部浄化センター敷地に、リサイクル施設を備えた焼却場を新設し、5市町の一般廃棄物を処理するというものだったが、広域化はいったん白紙となった。