和歌山県のごみ処理広域化・ごみ処理施設集約化
和歌山県では、ごみ処理施設は、焼却施設が14施設、焼却以外の中間処理施設が18施設となっています。焼却施設は、14施設のうち6施設で余熱利用されており、うち4施設では発電しています。
最終処分場は13施設あり、御坊圏域以北については、近畿2府4県168市町村が参画する大阪湾広域臨海環境整備センターが最終処分事業を行っており、埋立期間は令和14年度までです。
大阪湾フェニックス事業区域外のみなべ町以南の11市町村については、北山村を除く紀南地域の10市町で構成する紀南環境広域施設組合が最終処分場を整備し、令和3年から供用開始されています。また、北山村については奈良県の一部事務組合へ処理を委託しています。
紀南環境広域施設組合(紀南地域10市町)
紀南環境広域施設組合(和歌山県田辺市稲成町2670番地)
紀南地方では、11市町村の中で一般廃棄物最終処分場を保有していない自治体(新宮市、那智勝浦町、太地町、北山村の1市2町1村)も処理は県外依存の状況であり、さらに、最終処分場を保有している自治体(田辺市、みなべ町、白浜町、上富田町、すさみ町、古座川町、串本町の1市6町)においても、一部の自治体では焼却灰は県外依存でありました。
紀南地域の廃棄物の適正処理を目指して、広域最終処分場整備事業として紀南地域の10市町(田辺市、新宮市、みなべ町、白浜町、上富田町、すさみ町、那智勝浦町、太地町、古座川町、串本町)で「紀南環境広域施設組合」が設立されました。
紀の海広域施設組合(海南市・紀の川市・紀美野町)
紀の海広域施設組合(和歌山県紀の川市桃山町最上1290番地94)
紀の海広域施設組合は、海南市・紀の川市・紀美野町の市町で組織され、ごみ処理施設(紀の海クリーンセンター)の設置及び管理運営に関する事務を共同処理します。
串本町古座川町衛生施設事務組合(串本町・古座川町)
串本町古座川町衛生施設事務組合(和歌山県串本町サンゴ台690番地5)
串本町古座川町衛生施設事務組合は、串本町及び古座川町のし尿処理施設及びごみ処理施設の設置並びに管理運営に関する事務を共同処理することを目的としています。